論文・書籍・発表資料
種別 |
情報提供パンフレット等 |
タイトル |
目で見る言葉と目で見る学習、聞こえなくても大丈夫~ことばを育てる~ |
著者 |
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書籍・出典 |
https://vl2.gallaudet.edu/about/ BBED訳 |
解説 |
米国にあるろう者のための教育機関ギャローデット大学では、ろう学校や研究センターを併設して聞こえない・聞こえにくい子を手話で教育する方法を研究し実践しています。その研究成果は「手話をL1(第一言語)とするために必要な12の研究成果」として、誰にでも読めるようにわかりやすく紹介されています。BBEDでは、ギャローデット大学の許可を得て、家族が果たす役割についてまとめた「Research Brief #9」を翻訳しました。レポートの中で登場するASL(American sign language)をJ SL(日本手話/ Japanesesign language)に置き換えて読んでみてください。聞こえない・聞こえにくいお子さんに確かな第一言語を獲得させるために家族は何をすればいいのか、具体的な方法も紹介されています。ぜひ参考にしてください。 VISUAL LANGUAGE & VISUAL LEARNING OVERVIEW OF RESEARCH BRIEFS #9 原文
《重要な研究成果》 アメリカ手話(ASL)の習得に家族が果たす役割について ●ろう児の言語獲得には、親の積極的なかかわりがとても大切です。 ●音声か手話かに関わらず、発達の初期に言語を身につけることは、人と関わる力・ものごとを認識する力・読み書きの力の発達を促します。 ●アメリカ手話(ASL)のような、自然言語とみなされる手話言語は、世界各地のろうコミュニティの中で育まれてきたものです。 ●ろう児の手話の発達は、音声言語の発達とよく似ています。違う点よりも似ている点のほうがはるかに多いのです。 ●言語学習には、臨界期があります。ASLを後から(5歳以降に)学んだ子どもは、大人になっても流暢さに欠けますし、間違いも多いままになります。 ●ASLの学習が、音声言語の発達にマイナスの影響を与えるという考えに学術的な根拠はありません。 ●ろう児に合った言語学習を進めるためは、親への情報提供が不可欠です。
https://vl2.gallaudet.edu/research/research-briefs/english/ https://vl2.gallaudet.edu/files/9013/9216/6290/research-brief-9-family-involvement-in-asl-acquisition.pdf |
関連URL |
https://vl2.gallaudet.edu/research/research-briefs/english/ |
関連ファイル |
RESEARCH_BRIEFS_9.pdf |