明晴日記
数えて、作って、歌う、いも煮
幼稚部さん食育の日、いも煮です(11月のできごと)。
里芋の手話を覚えたり、数を数えたり、包丁の扱いを学んだり…。
食育のなかに、いろんな教科のエッセンスが入っていることがわかります。
「ネギを切ると目にしみちゃうよ。」と、訴える年少さんに、
年中さんが、「そうだ。目をつぶって切ればいいんだよ。」と、アドバイス。
大人からしてみればとんでもないアドバイスですが、素直に従う年少さん。
案の定手元が危うくなり、あわてて止める年中さん。
調味料は先生が入れますが、味を決めるのは子どもたち。
味見をしては、「ちょっとうすい」など指示を出して、
先生に出汁やしょうゆを足してもらいます。
子どもたちのOKが出たら完成。
「これは入れないの?」とカレールーの箱を持って不思議がる子に、
「だめだめ、それはまだ入れないの。最後に入れるんだよ。」と別の子。
山形県出身の先生が担当しているので、いも煮のベースは山形風。
シメにカレールーを入れるのも山形県方式だそうです。
いも煮は野外で楽しむ郷土料理。
お天気もいいし、みんなで外で食べましょう。
千神祭の舞台発表から数日しかたっていないので、
食べながら先生に手話リズムを披露している子もいます。
それならぼくはと、オリジナルの手話リズムを披露する子も出てきました。
それを見た年少さんも、負けじと手話リズムを創作しようとします。
「ぎゅう、にく、にくにくにく、いも、いも、いも、いも、…えーと…、ま、いっか、おいしいから。」
楽しくておいしい、いも煮会。
中学部の生徒も2階から「ちょうだーい。」とねだっていました。