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カテゴリ:めだか日記

ミニ勉強会①

 めだかでは、週1~2回、保護者向けミニ勉強会を開催しています。この日は、『ろうでいい、ろうがいい』(みすず書房)に出てくる明晴学園の様子を動画で紹介しました。

動画は「小1・2年生の朝の会」です。明晴学園では、毎朝9:00~9:10の朝の会で、授業とは別にニュースやトピックを取り上げて話し合ったりします。この日のテーマは「迷子になったらどうするか?」でした。この前日、実際に小学1年生の生徒が駅で待ち合わせをしていたお母さんと会えない事件が起きたからです。

「もし、駅で待ち合わせしているお母さんと会えなかったどうする?」という先生の問いかけに、子どもたちがいろんな答えを考えます。間違っていても構いません。1つの答えが出ると、先生は「なるほど。他にはあるかな?」と次の答えを求めます。生徒が考えて答えを出せるように導くのが明晴流です。一つの意見に次の意見が重なって、だんだん答えが見えてきます。友だちの意見を聞いて「そういう考え方があるんだ」と知る。一人の答えは、みんなの答えになっていきます。わずかな時間に3つの答えが見つかりました。答えは1つじゃないですからね。途中から劇のように動きを使うことで、目の人であるろう児の思考はますます冴えて行きます。

 

 

晴れ もうすぐ運動会

赤と白って?

今週の土曜日は明晴学園の運動会です。そこで、今週の設定遊びのテーマは運動会!です。初日は、「赤」と「白」。日本人の大人は「紅白」と聞いただけで、2組による競争をイメージすることができますが、2歳の子どもたちにその概念はありません。そこで、赤玉と白玉を使って「紅白」の概念の導入をします。赤い箱と白い箱にそれぞれの玉を入れて、上手に分けられたら、箱から少し離れて投げ入れます。いつも遊ぶカラーボールとは違う質感も意識して遊びました。

                

なが~いロープは何のため?

太くてなが~いロープ!どんな遊びをする?はじめて見る子どもたちに綱を「引き合う」という発想はありません。更に、引く力で勝敗が決まるというのも驚きのようです。小さな体験を少しずつ深めて、26日(土 )の運動会を見学しながら楽しんで、めだか招待種目にも参加します。

お祝い お誕生会

めだかでは、月1回程度、お誕生会があります。その月にお誕生日のこどもたちが王冠をかぶって、くす玉のひもを引っ張ると「おたんじょうび おめでとう」の幕が下りてきます。「私もやりたい」「ぼくも」と集まって来るこどもたちに、指導員が「きみは、もう終わったよ」「あなたは、もっとずーっと先だよ」と手話で説明します。こどもたちは、『今日は自分じゃないんだ』と理解して、お誕生日のお友だちをお祝いしてくれます。