2019年9月の記事一覧

太陽組さんの特別な日

 

幼稚部の太陽組さん、今日はお泊まり会です。

お泊まり会は年長組だけに許された特別なイベント。

 

星組さんと月組さんがうらやましそうにしながら帰るなか、

「今日はお泊まりだもんね」と、得意満面。

先生と一緒に、教室にテントを張ります。

布団を用意して、晩ごはんまで少しゴロゴロ…と思いきや、

いいこと思いついた!とサンタさんごっこをはじめました。

提案されたみんなも心得たもので、さっと布団の上で寝たふりを始め、

見えないプレゼントにも大喜びです。

晩ごはんのカレーも、もちろんみんなで作ります。

玉ねぎに泣かされたり、かたい人参や、熱いジャガイモに苦戦したりしながら、

おいしいカレーが出来上がりました。

 

自分たちで作ったカレーは、どうしてこんなに特別おいしいんでしょう。

次から次へとおかわりに席を立ち、そしてとうとう匂いにつられて、

小学部や中学部の先生たちもやってきました。

添えてあるキュウリとトマトに苦戦する子もいましたが、

「もっと小さく切ってほしい」

「見えないくらいにマヨネーズかけて!」

と、先生に交渉して、がんばって食べきりました。

おかわりのカレーのなかに、小さく刻んだトマトがいたことは内緒です。

手話で楽しむ能狂言鑑賞会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喜多能楽堂で行われた、手話で楽しむ能狂言鑑賞会にお誘いいただきました。

創立10周年記念行事で発表した、小5・6の手話狂言をご指導いただいた

三宅近成先生や、ろう者劇団の江副悟史さんも出演されていたので、

始まる前から子どもたちはソワソワ。

 

手話狂言のお題目は「佐渡狐」。

手話で語られている上に、内容がコミカルなこともあり、

みんな前のめりになって鑑賞していました。

休憩をはさんで始まる能は未知の世界、

しかも80分間と子どもたちにとっては長丁場です。

「もしも、もしもわたしが寝ちゃっていても、三宅先生が出てきたら絶対に起こしてね!」

とおたがい約束し合っている子どもたちもいました。

 

能のお題目は「船弁慶」。

登場人物のイラストや、おおまかな流れや台詞が

現代語で書かれた資料があらかじめ配布されていたり、

演者が手話を使う場面を取り入れるなどの工夫が凝らされていて、

子どもたちもそれぞれの感覚で、「能」というものを体感していたようです。

 

鑑賞後、三宅先生が子どもたちに会いに来てくださり、みんなで記念撮影。

今年の千神祭でも小5・6は手話狂言を披露します。

一流の舞台を鑑賞して、さらに稽古に熱が入ることでしょう。

見る人、楽器に触れる

 

夏休みが明けました。

子どもたちは日焼けして、心なしか背も伸びたような。

 

今日はご近所の八潮学園の音楽室をお借りして、

楽器に触れる体験をしました。

いろいろな楽器が並べられているのを見て、子どもたちは興味津々。

最初はおっかなびっくり触っていたのですが、慣れてくると、

テレビで見たのかそれっぽい動きをまねて、

ノリノリで演奏するような素振りも見え始めました。

 

ピアノの鍵盤の奥の、ハンマーが連動する様を感心しながら眺めたり、

「太鼓にはドレミがあるの?」

「●と●がつながっている音符は、両手で2回叩くってこと?」

など、「見る人」ならではの楽しみ方や質問も出てきました。